先日、姉妹ブログの方できのこの成分エルゴチオネインについて書きました。エルゴチオネインはヒラタケに多く、エリンギ、シイタケにもかなり含まれているということです。
一方、シイタケに特有の成分として、エリタデニンという活性物質が知られています。エリタデニンには、肝臓の中で脂質代謝を制御して、血中コレステロールを下げる作用があり、これは特筆すべき効能だと思います。さらには、ホモシステイン代謝にも影響し、血中ホモシステインを下げる作用もあるようです。
高脂血症は認知症のリスクの一つとして知られているので、コレステロールを抑えることは認知症予防に重要です。同様にリスク因子と言われているホモシステインも下がれば一石二鳥です。
シイタケを食べれば、エリタデニンとエルゴチオネインの両方を摂取でき、認知症予防に役立つのではないかという気がします。日頃から積極的にシイタケを食事に取り入れたいものです。
