以前このブログで街歩きは認知症予防に役に立つということを書きました。少し脱線するかもしれませんが、今回は私が京都の街歩きをしていて、気に入った場所について紹介したいと思います。
私は京都に縁があり、今も年に数回京都に行っていますが、最近は混雑する有名なところより、あまり有名ではないところを訪ねることが増えました。そんな中で、あまり目立たないけれど心が癒されるところというのがあるものです。
私の個人的な好みで三ヶ所をピックアップしてみます。
まず一つ目は、六角堂 頂法寺。ここは、烏丸通から六角通に入ったすぐのところにあります。京都の中心にあるのに、心が不思議と落ち着く場所です。特に六角形の本堂の古びた雰囲気は京都ならではです。ご本尊は 如意輪観音菩薩ということです。それからお茶所の古色をまとった雰囲気もとても風情があります。
二つ目には、神泉苑をあげたいと思います。ここは、二条城の南側に位置していて、堀川丸太町から歩いて行けます。広い池の南側に善女龍王社があり、本堂は真言宗の寺です。お守りをもって願い事を念じながら善女龍王社にかかる法成橋をわたると、願い事がかなうという言い伝えがあるそうです。
そして三つ目の穴場は 革堂という別名がついている行願寺です。ここは 河原町丸太町から歩いても近いところですが、お寺の境内に入ると、一瞬タイムスリップしたような気分になります。本堂は二百年前の建物らしく、歴史を感じさせます。ご本尊は千手観音菩薩で秘仏なのですが、先日参拝したときは、偶然御開帳をしていて、拝観することができました。ここも街中のお寺なのに、不思議な魅力のある場所です。
今回紹介したところはどこも無料で拝観できます。通り過ぎてしまいそうなところでも、立ち寄ってみると味わいがあって、とても癒されます。
